汗かき 便秘の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
50代半ばより時々ホットフラッシュの起こる事がたまにありました。特に薬を飲む事もなく1年経った頃から便秘がひどくなりました。
下剤を飲むのにも抵抗があり、汗のかき方もひどくなっていたので漢方で何とかならないかと来店されました。
漢方を服用し始めてから、1週間程で便秘が改善されてきました。ほてって熱くなる事もなく、2ヶ月経った頃には秋口になった事もあり汗の出方は普通に戻ってきました。
秋口は体調の変化も起こりやすいのでそのまま服用していましたが、冬には落ち着いてきたので漢方も減量して経過を観ました。今後の体の変化に備えた漢方と食事のアドバイスで、とても安定しています。
更年期には水のバランスをとる力が崩れやすく、汗や便秘という身体の水分(津液)が出過ぎる事が良く起こります。自律神経が上手く働かず汗をかきすぎると、身体に必要な水分(津液)を奪われるて身体がオーバーヒートしてしまいます。
水分(津液)が少なければ、便からも水分(津液)が奪われてしまう事にもつながります。水分を口から摂取するのではなく、水分(津液)を身体が蓄える力ができる様な漢方と、年齢から来る『腎』(漢方では単に腎臓のみを指すのではなく、ホルモン系・カルシウム代謝・生殖器・泌尿器・免疫系・水分代謝系のすべてをつかさどるものと考えられている)の衰えをカバーしていく漢方でかなり楽になられました。
今後も『腎』の衰えは避けられませんが、『腎』を補って(補腎)いく事と食養生で元気で健康的な老年期になっていっていただきたいです。
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